日本人の国民病ともいえる腰痛。
腰痛を経験したことがない人を探す方が難しいほど、ありふれた疾患です。
しかし、腰痛とひとことにいってもその原因は様々。
筋肉が原因のこともありますし、骨が原因になっていることも。はたまた椎間板、神経、骨盤、筋膜が原因の場合もあります。
出現している症状はたしかに腰痛ですが、その背景には多くの要因が絡み合っているのです。
この記事ではそんな腰痛の代表的な原因を解説していきます。できるだけわかりやすい解説してきますので、ぜひご覧ください。
腰痛の代表的な原因
腰痛の代表的な原因は以下の4つです。
代表的な原因
筋肉の緊張
椎間板ヘルニア
腰椎分離症・すべり症
脊柱管狭窄症
一つずつ解説していきます。
筋肉の緊張
腰の筋肉が緊張することで、血液循環が悪くなり腰痛になってしまうことはよくあります。
長時間のデスクワークや立ち仕事、姿勢の歪みなどがあると腰の筋肉は簡単に硬くなってしまいます。
定期的にセルフケアをすることで筋肉にたまった疲労を取り除くこともできるのですが、腰はストレスしづらい部分なのでなかなかしっかりできていない方も多いです。
ちなみに筋肉の緊張が過剰になってしまうと、ぎっくり腰になる可能性も高くなります。ぎっくり腰になってしまうと1週間程度は元の日常生活が行いづらくなってしまうので気を付けましょう。
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアも腰痛の代表的な原因です。
背骨と背骨の間には椎間板と呼ばれるクッションが存在しています。しかし、このクッションは年齢とともに劣化し、負担がかかることによって破けれてしまうことがあるのです
椎間板が破けると中にはいっていた組織が神経を圧迫。
その結果、腰痛や足の痺れといった症状が起こってしまうのです。椎間板ヘルニアは腰痛が主体となってでることもあれば、しびれが症状の中心となることもあります。
運動をしている方が椎間板ヘルニアになってしまうと、体の動きが制限されてしまうこともあるため厄介な疾患です。
腰椎分離症・すべり症
腰椎分離症とは、腰の骨にヒビが入ってしまう疾患のこと。骨折と表現した方がわかりやすいかもしれません。
そして、腰椎分離症とはヒビが入ってしまい、その上で骨がずれてしまう疾患のこと。
この腰椎分離症・すべり症は中学生頃の年齢に発生しやすく、体を捻じったりすることで腰椎に負担がかかることが原因と言われています。
分離症があっても問題なく日常生活を継続できることがほとんどであり、重大な症状に発展することは比較的少ないです。
しかし、すべり症になり神経症状が出る、あるいは重度の腰痛を抱えてしまった場合は手術が検討されることもあります。
脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症とは、背骨の中にある神経の通り道が狭くなってしまい、神経を圧迫してしまう疾患です。
中年以降に起こりやすい疾患で、腰痛が出現することもあります。
特徴的な症状は間欠性跛行と呼ばれる疾患です。これは比較的短い距離を歩いただけでふくらはぎに痛みを感じてしまうというもの。
痛みは休憩すれば治まり再度歩くことができます。しかし、再度歩きだしてもふくらはぎの痛みが出てしまい休憩を繰り返すといったものですね。
間欠的にしか歩けないということから、間欠性跛行と呼ばれています。
脊柱管狭窄症になるとこの間欠性跛行が出現しやすいです。腰痛が症状の主体というよりは、間欠性跛行の方がメインとなってくるかもしれません。
腰痛になったらどこにいけば良い?
腰痛になった場合、以下のような施設に行くことをおすすめします。
- おすすめの施設
- 整形外科
- 整骨院
- 整体院
まずは整形外科に行き、重大な病気が隠れていないかを確認しましょう。
骨に異常があったり、痛みが非常に強い場合は整形外科での診療がおすすめです。
しかし、実際には整形外科にいくほどでもないような腰痛も多いですよね。
そのようなときは整骨院や整体院でもOK。時間をかけてしっかりと症状を確認してくれるでしょう。
注意点としては整骨院や整体院で腰痛をみてもらうときは保険の適用にならないということ。
整骨院は慢性的な症状を保険で診ることはできませんし、整体院はそもそも保険の取り扱いがありませんので気を付けましょう。
もちろん実費診療のメリットも多くあります。
完全予約制が多いこと、時間がかけてやってもらえること、保険では受けられない施術をうけられることなどなど。
しっかりと整骨院や整体院のホームページを確認して、自分にあっているかどうかを判断してから予約をしてみましょう!
まとめ
腰痛の原因は数多くあり、自分自身でそれを突き止めるのはなかなか難しいです。
セルフケアなどの多く公開されていますが、それでもなかなか治らない場合はぜひ専門家に頼ってみてください。
当院では腰痛の施術に力を入れているのでお気軽にご相談くださいね。