腰痛の検査を受けたいと思ってもどこに行ったら良いか迷ってしまいますよね。そこで本記事では、腰痛の検査を受けられる診療科と検査の種類をご紹介します。
ぜひ、ご覧ください。
腰痛の原因
腰痛の原因は多岐に渡り、「これが原因」と特定するにはなかなか難しいのが現状です。たいていの場合、様々な原因が絡み合って腰痛が発生しているためしっかりと検査をしなければなりません。
ちなみに腰痛の代表的な原因は、
- 姿勢が悪い
- 筋肉の使いすぎ
- 過去に腰に怪我をしたことがある
- 運動不足
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
- ストレス
- 冷房によく当たる
- 靴があっていない
- 椎間板ヘルニアなどの疾患がある
などがあります。
これら考えられる要因を精査し、あなたの痛みの原因を特定することが症状改善への第一歩です。
どこで検査してもらえるの?
腰痛の専門的な検査は一般的には整形外科で行っています。
整形外科医は筋肉や関節などの症状や疾患のスペシャリストのため詳細な検査をしてくれます。
注意点として検査のみの来院は料金が高くついてしまうこと。なので、あくまでも症状をみてもらうときに一緒に検査をしてもらうように相談すると良いですね。
整形外科が近くにない場合は、かかりつけ医を受診するのも良いかもしれません。しかし、MRIなどの検査機器がないことも多いため、詳細な原因までは分からない場合が多いです。
例えば骨が折れているか、折れていないかの判断であればかかりつけの病院でもレントゲン検査などで可能ですが、ヘルニアなどの診断などMRI検査が必要な場合などは整形外科での検査が必要となることがあります。
腰痛の検査法の種類
腰痛の原因や要因を調べるための検査法はいくつかあります。ここでは代表的な、
- レントゲン
- MRI
- CT
について紹介していきます。
レントゲン
レントゲンは主に骨の状態を検査するのに使用される検査機器です。
腰の骨に骨折がないかとか、潰れていないか、あるいは変形していないかなどを確認することができます。
基本的にほぼすべての整形外科に設置されている最も一般的な検査です。撮影費用もそこまで高額ではないので、気軽に体の状態を診察してもらえますね。
レントゲンのデメリットとしては、骨の状態しかわからないこと。例えば、椎間板や筋肉のことはよくわかりません。
そのため、レントゲンだけでは腰痛の原因がわからないのが現状です。もっと詳細に知りたい場合はMRIやCTを撮らなければいけません。
MRI
MRIではレントゲンではわからない神経や筋肉、椎間板の状態を鮮明に映し出すことができます。
そのため、今まで見つからなかった腰痛の原因もはっきりするかもしれません。
ただ、MRIにも種類があり最新のものもあれば旧式のものもあります。筋肉や神経、椎間板の状態が鮮明に写すことができるMRIは高額であるがゆえに全国に普及しているわけでないのです。
検査費用がレントゲンと比較して高くついてしまうのもデメリットですね。
CT
CTではレントゲンと比較して、骨の状態をより正確に確認することができます。そのため、骨の状態をもっと詳しく見たいという場合はCTがおすすめです。
また、MRIと同じく撮影した画像を3Dで見ることができるのでレントゲンでは映らなかった異常を見つけることはできますよ。
デメリットとしてはレントゲンと比較すると多くの放射線を浴びることになってしまうため一定の間隔をあけて検査をすることになります。
まとめ
腰痛の検査はレントゲンやMRI、CT[などの種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるためしっかり確認した上で医師と相談しましょう。
最後にこれだけはお伝えしたいのですが、MRIやCTを撮影しても原因が見つからないことも多いです。
そもそも腰痛の85%は非特異性腰痛と呼ばれ、原因不明だと言われています。なので、画像検査をすれば安心とは思わないほうが良いでしょう。
それよりもしっかり患者さんと向き合ってくれる専門機関を探し、そこで治療を受けたほうが改善しやすいです。