腰痛

喫煙者は腰痛になりやすい!タバコが坐骨神経痛のリスクを高める

「タバコが健康に悪影響を及ぼす」というのは、多くの人に知られているところです。しかし「喫煙が腰痛に繋がる」というと、驚く人もいるのではないでしょうか。

実は「喫煙者は椎間板ヘルニアになりやすい」とか「喫煙者は喫煙経験がない人よりも坐骨神経痛を患う可能性が高い」と言われているのです。

喫煙者かつ腰痛に悩んでいる人は、タバコをやめることで腰痛改善に繋がるかもしれません。

今回は坐骨神経痛の症状や、腰痛とタバコとの関係について解説します。

坐骨神経痛の症状

まず坐骨神経痛の症状について解説します。

坐骨神経とは、腰から足にかけて存在する、人間の身体の中で一番大きな神経です。この坐骨神経が何らかの原因で圧迫・刺激を受けて起こる痛み・しびれ・まひといった症状をまとめて「坐骨神経痛」と呼びます。

坐骨神経はとても長い神経なので、症状がでる部位もお尻・ふくらはぎなどさまざまです。「腰痛の発症から始まり、その後に足や痛む」というケースもあります。

坐骨神経痛では、お尻からふくらはぎにかけて、以下のような症状が出ます。

・痛み
・しびれ
・まひ
・はり
・熱さ(灼熱感)
・締めつけ感

ひどい場合には、椅子から立ちあがるのが難しくなったり、歩行が困難になることも。さらに症状が進み「座って安静にしていても痛みを感じる」という人もいます。

喫煙者は坐骨神経痛のリスクが高まることが判明

「現在喫煙している人は、喫煙経験がない人よりも、坐骨神経痛を患っていることが多い」「腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛による入院や手術が多い」という研究成果が発表され、「喫煙は坐骨神経痛のリスクを高める」ということがわかってきています。

また坐骨神経痛につながりやすい疾患として「椎間板ヘルニア」があります。椎間板ヘルニアについても「喫煙者は非喫煙者よりも3倍以上椎間板ヘルニアになりやすい」と言われているのです。

「喫煙本数が増えるほど、腰痛のリスクが上がる」という報告もあります。

椎間板とは背骨の骨の間にあって、クッションのような役割をしています。椎間板ヘルニアは、この椎間板の中にある「髄核(ずいかく)」が押し出されて神経を圧迫している状態です。

神経が圧迫されることで痛みやしびれが起こり、坐骨神経痛が発生します。

タバコが椎間板に影響するメカニズム

椎間板ヘルニアになることで坐骨神経痛が出やすくなります。ではタバコは椎間板にどのように影響しているのでしょうか。そのメカニズムを解説します。

タバコに含まれるニコチンは、椎間板の周りにある毛細血管を収縮させます。すると、椎間板に栄養が充分に行き渡らなくなります。

栄養不足の状態が続くと、椎間板の水分は減少し、椎間板が変性。クッション性が低くなるため、骨同士がぶつかって神経を圧迫するのです。

また喫煙はビタミンC不足にもつながります。ビタミンC不足は椎間板の老化を早めてしまうため、椎間板ヘルニアからの坐骨神経痛に繋がりやすくなります。

なお自分がタバコを吸わない場合にも、受動喫煙によって椎間板の変性が起こる可能性があります。

まとめ

タバコは腰痛や椎間板ヘルニア・坐骨神経痛のリスクを高めることがわかっています。

喫煙による血流の悪化やビタミンC不足などで椎間板が変性しやすくなるからです。

もちろんタバコだけが坐骨神経痛の原因ではなく、そこに「腰に負担をかける姿勢や動作」「加齢」などの要因が絡んできます。

ただいずれにしてもタバコが坐骨神経痛のリスクを高めることは間違いありません。

坐骨神経痛がひどくなると「歩くのも難しい」など、日常生活に支障が出ることもあるので、腰痛持ちの方は早めの禁煙をオススメします。

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