出産後しばらく時間が経過すると生理が再び始まります。 体が再び次の妊娠に備えるための準備を始めるためです。
しかし、出産後の生理痛がひどいという方も多く育児をしながら辛い症状に悩んでいるケースもあります。
なぜ出産後の生理痛がひどいものになってしまうのでしょうか。この記事ではその原因と対策について詳しく解説していきます。
出産後の生理痛で育児や日常生活にお困りの方は是非ご覧下さい。
産後の生理痛がひどい理由
出産後に生理痛がひどくなる原因はホルモンや栄養バランスによるものが多いと考えられています。
基本的には産後数カ月はホルモンバランスが安定していないと言われており、生理痛もその関係で症状が酷くなってしまうことがあるのです。
そのためしばらく経過すると生理痛も安定しそこまでひどい症状が出現しなくなる方もいます。
しかし、出産に伴い赤ちゃんに大量の栄養を与えてしまうためママさんの体調が安定せずそのせいで生理痛になっていることもあります。
そうである場合産後数カ月経過してもなかなか生理痛が良くならず長期間にわたって苦しんでしまう可能性もあるのです。
産後の生理がひどい場合の対策
ここからは産後の生理痛がひどい場合の対策を具体的に三つ紹介していきます。ここで紹介する対策は、
- 栄養を積極的に摂る
- 体を温める
- 甘いものを食べ過ぎない
ひとつずつ解説していきます。
栄養を積極的に摂る
先ほども解説したように出産に伴って赤ちゃんに大量と栄養を渡してしまうため、ママさんの体の中は栄養不足になっていることが多いです。
タンパク質や鉄といった健康を維持するために必要な栄養が不足することによってひどい生理痛になってしまうことがあるのです。
そのため産後は特に食事に気を配り栄養を十分に摂取しなければいけません。
タンパク質は肉・魚・卵に多く含まれています。
そのためこれらの食べ物を積極的に食事に取り入れ少しずつでもいいので体を回復させるように努めましょう。
余談ですが産後うつの原因も赤ちゃんに大量の栄養を渡すことにより起こる栄養不足だという説があります。
体の中の鉄分が不足することによって精神を安定させるためのホルモンが十分に生成することができず産後うつになってしまうのです。
体の中の栄養と健康には深い関係があるため十分に注意しましょう。
体を温める
体を温めることも重要です。先ほども解説したように産後のママさんの体の中は栄養が不足している状態になっています。
また筋力が低下してしまっていることも多く、体温を作り出す能力は低くなっている可能性があります。
そのため足元を冷やさないように靴下を履いたり、 いつもより余分に着込んだりするなど体を冷やさない環境を作り出すことが大切です。
免疫力も低下しがちになっているため体を壊し体調を崩さないように気をつけましょう。
甘いものを食べすぎない
出産が終わり元の体な状態に戻ってくると今まで我慢していたぶん甘いものを食べたくなるかもしれません。
しかし生理痛がひどい場合には甘いものを多く食べることは好ましいことではありません。
なぜなら、甘いものをたくさん食べ過ぎてしまうと体の中でタンパク質と結合し正常な細胞を壊す物質に変化してしまうからです。
正常な細胞を破壊してしまう物質が多くできてしまうということは、それだけ体の中が老化してしまうということと同じ意味です。
実際に最近では糖化現象という言葉が知られつつあり、骨が茶色になった画像を見たことがある方もいるかもしれません。
医師の中には生理痛がひどい方に対し甘いものを控えるようにというアドバイスをするケースも増えてきました。
もしかしたらあなたの生理痛がひどい原因は甘いものを食べ過ぎていることが関係しているかもしれません。
全てを止める必要はありませんが量を調節してみることで生理痛が改善する可能性もありますよ。
まとめ
産後の生理痛がひどい原因はホルモンバランスの乱れ、もしくは栄養バランスの乱れであることが多いです。
この記事を参考に自分に当てはまりそうなものを考え、実践できるセルフケアを行ってみましょう。
できるだけ早い段階でセルフケアを行った方が改善する可能性も高くなります。ぜひお試しください。