無事に赤ちゃんが生まれ、ほっと一息着いた時に気になるのが骨盤の歪み。
『お腹がポッコリした気がする…』
『骨盤が歪んでいて体のバランスも悪い気がする…』
など出産前に比べて骨盤が歪んでいるのが気になる方も多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解消すべく整骨院や整体で行われる産後骨盤矯正に興味を持つ方もいますよね。
そこでこの記事では産後の骨盤矯正はどんな効果があるのかまた必要な回数や費用も解説していきます。
「産後の骨盤矯正」と「通常の骨盤矯正」との違いってあるの?
まずそもそもとして通常の骨盤矯正と産後の骨盤矯正にはどのような違いがあるのでしょうか。
それぞれ簡単に見ていきましょう。
通常の骨盤矯正
普段の生活の中でアンバランスな姿勢をとると骨盤が歪みやすくなります。
その骨盤の歪みを改善する方法のひとつが骨盤矯正です。
骨盤矯正とひとくちに言っても様々な方法があるのですが、通常の骨盤矯正はその人の姿勢や筋肉のつき方などを考慮し行われます。
今では多くのお店で骨盤矯正のメニューがあり非常にポピュラーなものになりましたよね。
産後の骨盤矯正
結論から言ってしまうと産後の骨盤矯正は、通常の骨盤矯正よりもより繊細な技術が必要になります。
なぜなら産後の骨盤のゆがみは出産によって引き起こされるものであり、骨盤そのものが損傷しているからです。
骨盤に付着している靭帯や筋肉の損傷も考慮しながら、正しい骨盤の位置に調整するのはなかなか難しいものです。
そのため骨盤矯正のメニューがあったとしても、産後の骨盤矯正が得意だとは限りません。
産後の骨盤矯正を適切に受けたい場合は、産後の骨盤矯正のメニューを定義している整骨院や整体に行くことをおすすめします。
産後の骨盤矯正のメリット
産後の骨盤矯正のメリットは以下の3つです。
- メリット
- ぽっこりお腹がへこみやすい
- 肩や腰のハリが和らぐ
- 体が冷えづらくなる
それぞれ解説していきましょう。
ぽっこりお腹がへこみやすい
出産を終えると、骨盤の歪みの関係からお腹がぽっこりとでてしまうことがあります。これは骨盤のゆがみによってお腹周辺の筋肉が弱くなり、正しく機能しないことによるものです。
そのため骨盤が正しい位置に戻ると筋力もしっかりと機能することができるため、ぽっこりお腹の解消に繋がりやすいです。
肩や腰のハリが和らぐ
骨盤は体の土台であり、非常に重要な役割を担っています。骨盤がゆがんだ状態で日常生活を過ごしてしまうと、腰や肩に負担がかかることもよく知られています。
出産後はただでさえ赤ちゃんを抱っこしたり、家事をしなければならないのに、骨盤がゆがんだ状態のまま放置すると、今まで以上に肩や腰に辛い症状が出やすくなってしまう可能性も。
骨盤を整えることで筋肉の働きが正常になり、結果血流の改善も期待できます。肩や腰の張りが辛い方はまずは土台となる骨盤を整えてみてはいかがでしょうか。
体が冷えづらくなる
骨盤が整うと筋肉のバランスも正常になり、血流も改善しやすくなります。そのため副次的な効果として体が温まることで、冷え性解消につながる可能性もあるでしょう。
もちろん骨盤矯正だけでは冷え性は治りませんが、様々な土台になるため整えておいて損は全くありません。
産後の骨盤矯正はいつまでに行えばいいの?
産後の骨盤矯正は赤ちゃんを出産して6ヶ月目までに行うのが理想的とされています。これはホルモンの影響で骨盤が緩くなっているのが産後6ヶ月までと言われているからです。
骨盤が緩い期間は骨盤の歪みが発生しやすいと同時に整いやすい時期でもあります。
産後6ヶ月をすぎてしまうと骨盤が整わなくなるといったことはありませんが、6ヶ月目までに施術を始めると効果的な整体効果が得られると覚えておきましょう。
産後の骨盤矯正は何回ぐらい通えば良くなるの?
産後の骨盤矯正は人によって必要な回数が異なります。出産によってどの程度骨盤がダメージを受けているかに個人差があるためです。
しかしたいていの場合骨盤矯正を数回受けただけで元の状態に戻るといったことはありません。
一時的には改善するものの、育児などをすることによって再びバランスが悪い状態になってしまうのです。
そのため出産前の骨盤バランスに戻すためには継続的な施術が必要になってきます。これはどの整体院や整骨院に行っても同じことなので注意しておきましょう。
産後の骨盤矯正の費用っていくらかかるの?
産後の骨盤矯正の費用は店舗によって非常に大きく異なります。一回1万円としているところもあればワンコインでできるところもあるほどです。
骨盤矯正に関しては安いから良い高いからいいと言ったことはありません。しっかりと体の構造や医学知識を熟知している先生に診てもらった方がコスパは高いといえます。
行こうとしている整骨院や整体のホームページを確認して、どこに行けば一番満足できるかを検討してから行くことをおすすめします。
まとめ
骨盤矯正は産後6か月までに行うことが大切です。その方が体の仕組みを利用してうまくケアできる可能性が高くなります。
- ぽっこりお腹
- 肩や腰のハリ
- 体の冷え
これらの悩みはもしかしたら、産後の骨盤のゆがみかもしれません。早めのケアが解決のポイントになります。
骨盤を健康にして、楽しい育児にしていきましょう!