腰痛

坐骨神経痛の治療法「ブロック注射」ってどんなもの?

坐骨神経痛の治療法のひとつに「ブロック注射」があります。「聞いたことはあるけれど、詳しくは知らない」「ブロックってなに?」という人も多いのではないでしょうか。

ブロック注射では、神経の周りや神経そのものに局所麻酔や抗炎症剤を注射します。ブロック注射には「神経根ブロック」「硬膜外ブロック」「仙骨ブロック」などの種類があり、それぞれに特徴があります。

今回はブロック注射について解説します。

坐骨神経痛の治療法

まず坐骨神経痛にはどのような治療法があるのかを紹介します。坐骨神経痛の治療法は大きく「保存的治療」と「外科的治療(手術)」にわかれます。

一般的には、発症してからしばらく(6~8週間程度)は保存的治療をし、保存的治療では効果が見られない場合には手術が検討されます。

保存的治療には、以下のようなものがあります。

・薬物療法
・理学療法
・神経ブロック療法

薬物療法とは、薬で痛みを和らげる治療法です。

理学療法とは、物理療法・運動療法・装具療法などを指します。腰周辺を温めたり、理学療法士の指導のもと体操やストレッチをすることで血行を改善して治療を行います。コルセットなどの装具を使った治療も行われます。

神経ブロック療法については、次から詳しく説明します。

神経ブロック注射とはどんな治療法?

神経ブロック療法とは、患部の神経付近に局所麻酔薬や抗炎症剤を注射する治療法です。「ブロック注射」という呼び方のほうが一般的かも知れません。

ブロック注射では痛みの伝達物質を一時的に遮断することで、強い痛みを緩和します。また痛みがなくなるので神経の緊張が和らぎ、痛みの悪循環を断ち切れます。

1回の注射で治療が終わる人は少なく、一般的には4~5回程度治療を行います。

ブロック注射には種類が複数あり、坐骨神経痛の治療で用いられるブロック注射は「神経根ブロック」「硬膜外ブロック」「仙骨ブロック」などです。

整形外科で一般的なのは「仙骨ブロック」で、尾てい骨の少し上あたりから、腰周りの神経に麻酔薬を注射します。比較的簡単で安全性が高いのが特徴。

「硬膜外ブロック」は背骨の間から注射の針を通し、神経を包んでいる「硬膜」の外に局所麻酔薬やステロイドを注射します。

「神経根ブロック」では、背骨の神経の根元にある「神経根」に麻酔薬を注射します。神経根は体の深い場所にあるため、レントゲンを使いながら注射を行います。他の神経ブロックが効かなかった人に対して検討されることが多いです。

神経ブロック注射に関する疑問点

ここから神経ブロック注射に関するよくある疑問点について、まとめて紹介します。

まずブロック注射で感じる痛みについてです。これは注射の種類によって違います。例えば、一般的には「神経根ブロックでは痛みが強い。硬膜外ブロックは痛みが少ない」とされます。

治療費についても、注射の種類や症状によって異なります。

ブロック注射は整形外科やペインクリニックで受けられます。ペインクリニックとは「痛みの治療に特化したクリニック」のことです。実施できるブロック注射の種類は病院によって異なります。

まとめ

坐骨神経痛の治療法のひとつに「ブロック注射」があります。痛みのある部位の神経付近に局所麻酔薬や抗炎症剤を注射することで、痛みを改善します。

代表的なブロック注射は「神経根ブロック」「硬膜外ブロック」「仙骨ブロック」です。病院によって対応できる注射の種類は違います。

「鎮痛剤が効かない」「理学療法で効果が出ない」「手術は避けたい」といった希望がある人は、一度ブロック注射について検討・医師と相談してみてはいかがでしょうか。

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